明治末期から大正にかけて、宮城県の沼倉吉兵衛が宮城県農業高等学校と伊達家養種園で芝罘白菜(チーフ白菜)の導入に成功した。松島湾の馬放島という小島で隔離育種したので、松島白菜の品種名を与えた。農家は島で採取した種を得て栽培し、仙台白菜の名で出荷した。
同時期に愛知県名古屋市中川区大蟷螂町付近で野崎徳四郎(キャベツやカリフラワーの普及にも関与)が山東白菜の改良を進め、現在のように結球するハクサイができたといわれている。
昭和に入って石川県でも栽培が軌道に乗り、これで現在の主要系統である松島群、野崎群、加賀群という三大品種群が作り出されたことになる。
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このようにハクサイの普及は、栽培より育種の成功によるところが大きい。 普及のきっかけとして、日清・日露戦争に従軍した農村出身の兵士たちが現地で食べた白菜の味を気に入って持ち帰ったからと言われているが、各地で栽培が試行されたもののほとんどは品種維持に失敗したと見られる。
キャベツのように結球した葉を食用とするが、結球様の形状はキャベツがやや横に扁平なのに対し、ハクサイは縦に長い。草丈は約40cm。葉は結球の外側は緑色をしているが、結球の内部へいくほど黄白色になる。栄養価は外側ほど高い傾向がある。
旬は冬。霜に当たると甘みが出て美味。 シャキシャキした歯ざわりがあり、食物繊維やミネラルが豊富で、煮物、汁物、炒め物、鍋料理、キムチなどの漬物等に使われる。 味は比較的淡白であり、キャベツなどと比べると柔らかい。アメリカではサラダ用として広まりつつある。